9/2(日)、第10回 関西学生空手道オープントーナメント
全日本大学選手権優勝に向け、後期シーズン初めての試合が行われた。同志社からは17名の選手が各クラスに分かれ出場した。
結果は下記
■女子エクセレントクラス
優勝:尾立佳菜子(二回生)、ベスト8:住友優里(四回生)・沖田理奈(四回生)
■女子シニアクラス
第三位:高木七奈(二回生)、ベスト8:荒木空(一回生)
■男子エクセレントクラス
ベスト8:飯嶋勢(一回生)
【女子組手】
何と言っても期待がかかる女子組手。5月に行われた西日本大学選手権で優勝しているからだ。主力メンバーの沖田、住友、尾立は最も強豪がひしめくエクセレントクラスで出場。そこで、実力を発揮したのは今年の世界学生選手権を制した尾立だった。初戦から危なげない試合で勝ち上がり、決勝でも2-0と無失点で勝利。見事優勝。沖田、住友は惜しくもベスト8となった。全日本大学選手権優勝に向けて、4回生だけでなく、瀬戸口、2回生ながら見事な試合をした高木などの活躍がこのチームを更に勢いづける。次は、10月の全関西大学選手権。ここで優勝し、11月の全日本大学選手権に弾みをつけるのか。今年の女子組手チームから目を離すことが出来ない。
【男子組手】
男子組手で最も期待がかかったのは福本。今年の全日本個人大学選手権でベスト8となっているからだ。強豪がひしめくエクセレントクラスで出場。慎重な性格なのか、相手の様子を見過ぎて失点してしまう。そのまま試合終了となり0-1で1回戦敗退となる。そんな中、スーパースターが現れた。1回生の飯嶋だ。高校空手界の超名門、京都外大西高校を卒業し鳴り物入りで入学した逸材だ。エクセレントクラスでベスト8に輝いた。準々決勝では惜しくも3-5と接戦で敗れはしたものの男子組手では一際輝いた活躍を見せた。その他、3回生の浦崎、上野、平山は見事に1回戦で儚く散った。1回生の井上、岡脇も上回生の壁を乗り越えることは出来なかった。全日本大学選手権で上位に食い込む為にも、他校よりも3倍の練習は必要だ。己と向き合い、チームで切磋琢磨しながら殻を破る選手が出てくることを今か今かと楽しみにしている。
ライター:空手部OB、宮原泰成